HOMEProject ≫ 研究概要と目標

Project

研究概要と目標

本研究は,長鎖RNAの二次構造あるいは局所的な立体構造を予測あるいは決定する手法の開発を行うものである.また,この手法をHIVあるいはHCVなどのゲノムRNAに応用し,その局所的構造ドメインについて推定するとともに,その機能あるいは立体構造の解析を試みる.

長鎖RNAの機能する姿については,現在,ほとんどわかっていないのが実情である.本研究によって開発される手法およびそれによってもたらされる知見は,RNAを中心に動作している生命システムの解明に大きく寄与すると期待できる.

最終目標としては,長鎖RNAの機能構造を解析する手法を確立するとともに,さまざまな長鎖RNAに応用し,RNAの機能発現のメカニズムを機能構造の視点から大系化することをめざす.さらに,mRNA,lncRNAおよびウイルスゲノムRNAにおける機能構造の特徴を分析し,それらを比較検討することによって,これらの機能的あるいは進化的な関係に関する知見を得たいと考えている.

組織図

長鎖RNAの機能構造を発見するための技術基盤の開発とその応用



PAGE TOP