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平成26年度研究計画

プロジェクトの後半では,長鎖RNAの機能構造領域の解析を引き続き進めるとともに,発見した機能構造領域に対するRNAアプタマーを開発し,機能の検証およびその応用を試みる.構造領域の解析手法に関しては,シュードノットやキッシングループなど,二次構造の範疇を超えたRNA構造も含めた解析を行うことに挑戦する.すでにvsfoldの最新版であるvsfold5には,シュードノットを予測する機能が付加されており,これを応用することを計画している.

アプタマーは,ある特定の分子に対して特異的に結合する核酸分子のことで,SELEX法と呼ばれる手法により取得することが可能である.プロジェクトにおいて見出した機能構造領域について,RNAアプタマーを取得することを試みる.取得したアプタマーと長鎖RNAとの相互作用を解析するとともに,アプタマーによる機能阻害等の検討も行う.さらに,長鎖RNAとアプタマーの組合せを応用し,例えば,基板上に細胞を整列させるツールとして利用することなど,生体工学的な展開も視野に入れている.



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