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平成27年度研究計画

プロジェクトの最終年度では,長鎖RNAの機能構造を解析する手法を確立するとともに,さまざまな長鎖RNAに応用し,RNAの機能発現のメカニズムを機能構造の視点から大系化することをめざす.長鎖RNAの機能する姿については,現在,ほとんどわかっていないのが実情である.したがって,本研究によって開発される手法およびそれによってもたらされる知見は,RNAを中心に動作している生命システムの解明に大きく寄与すると期待できる.

一方,長鎖RNAの様々な分野への応用についても引き続き柔軟に検討したい.さらに,mRNA,lncRNAおよびウイルスゲノムRNAにおける機能構造の特徴を分析し,それらを比較検討することによって,これらの機能的あるいは進化的な関係に関する知見を得たいと考えている.

本年度の後半には,公開シンポジウムを開催し,研究成果を公表する予定である.



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